電波を知ろう
1、 電波て何?
電波をうまく説明できる本は、大学の本でもありません、何故、真空の中を波として伝わるのか?光の速度と何故同じなのか?速度は何が決めているのか?
この質問に簡単に答えてくれる本はありません。公式とか定義を信じることから電気を理解する、“電気の神様”を作って電気を分かろうとする人がほとんどです。今回、少し電波の何故を理解し喜びを感じてみましょう。
2、 電荷+ と 電荷− が止まって向かい合っているとその間に電界(電気力線)電位の勾配ができます。
3、 電荷を遠くに移動させると電荷の影響が減じるので、電荷が減少し変化率の量だけ電荷+の電子は電荷−へ移動します。
これは、電流が電荷−から電荷+に流れることに相当します。
4、 電荷が遠くに移動すると電流が流れその周りに磁界が発生します。これは電界が減じると磁界が増えることになります。
5、 電荷が遠くに移動した後、止まると磁界はなくなり、最大速度の時に磁界が最大になります。
6、 電荷が振動するとその振動方向と直角な面に磁界が発生します。
7、 電波の面白い性格は、電荷がすれ違った時電界の向きが変り電界の輪が磁界の波紋の谷と山を囲うことになって電荷から離れてしまうことです。
8、 この電界の輪が磁界の波紋との振動を繰り返しどこまでも広がっていくのです。
9、 電波になるには、電荷の振動(電流の振動)が必要です。直流では電波が出ません。
10、 電荷の振動する距離/秒とアンテナの長さが一致すると定在波ができてアンテナが無限大のいんピーダンスとなって電界はちぎれて出て行きます。
11、 光も電波なのです、従って同じ速度で伝達します。
12、 その速度を決めているのは何でしょう。電荷に質量がありそれを移動させる速度に限界があります、速度を増すと膨大なエネルギーが必要になる領域があり、これが電波の速度を決めています。
13、 光に当たると暖かく感じます、電波も眼球を暖めます、電子レンジと同じなのです。
電荷の移動は、太陽の熱、圧力、全てのエネルギーにあります、電波はその一部分を磁界と電界の輪として説明しますが太陽光と同じ種類なのです。