ラジオ受信機のPSE
PSEマークが指定している4項目に追加し、配慮する事項
目的
数十年を経過した真空管ラジオを安全に楽しむためにの注意事項。
電気用品安全法 別表第八 94の4
絶縁抵抗 3MΩ以上(二重絶縁が3、付加が2、基礎が1)
古いトランスは数十MΩと絶縁劣化している場合は接地線と漏電遮断器で保護することが望ましい。100MΩ以上が良い。トランスレスは注意してください。
絶縁性能 附表第三1及び2の試験 対地電圧100V以下1000V1分間
外殻 附表第五2 1、静荷重試験上に60kg 1分間踏まれるもの 2、落下試験70cm梱包状態
梱包の落下試験は保証できないので、使用前の確認で代用する。
別表第四 共通事項 電源線 0.3mm厚以上 500gで2000回 角度60度
引張100N 15秒
器体の外殻の材料が絶縁体を兼ねる場合 250g の錘を20cmの高さから3回落とし
異常がないこと。
1、電線の引っ張り強度が不足している場合が見られる。 抜けてくる。
2、裏蓋が無い、裏蓋の強度が無い、充電部に裏側から触れることができる(グリッド)がありこの対策が重要である。
交換した新しいコンデンサの破壊は蒸気ガスの漏れで停止するが昔のものは、破裂する場合がある。
3、フューズと電源線の新しい処理が重要である。電源線は決して絶縁が劣化したものを使わないでください。
自分の電線に巻きつけて外側が100%の伸びになります、これで割れが起れば劣化しています。100%柔軟材が無くなって硬くなっていますので交換してください。
コンセントも昔のまま使いたいのでしょうが、アース線付きに交換してください。60kgrがコンセントの上に乗っても壊れない性能がお勧めです。
コンデンサ、劣化した電線、電源線、ゴムは交換し、通電での発熱検査も行ってください。
雷インパルス性能が通常必要ですが、これを満足させると耐電圧試験と絶縁抵抗試験を満たすことができません。
私は、耐電圧と絶縁試験を行ってからサージアブゾーバを取り付けています。
昔のものほど規制が少なかったのに品物はしかりしていましたね。安全でなかったはずなのに 何故でしょうか?