真空管ラジオの修理
安全な真空管ラジオに回復させるのは、絶縁抵抗計(メガー)と耐電圧試験機が必須となります。絶縁抵抗計ーは市販品を入手し耐圧試験機とコンデンサ回復器は自作しました。
必要な道具と部品
ダイアル糸とテンションバネ(市販品)
ボリュームシャフト延長パイプ(市販品、アルミパイプ)
オレンジ洗剤
銀色塗料(市販品)
絶縁抵抗計(市販品)
耐圧試験機
耐圧試験機は100V/400Vトランス5個の2次側を直列にしてAC 2000Vを作り、ZCTで10mAの電流を検知して超過したらブザーが鳴る回路としました。
コンデンサ回復器
コンデンサ回復器は100Vの半波整流、全波整流、倍電圧整流としてDC 70V、140V、280Vを作り、電流計のレンジ切換えを行いました。
ボリュームシャフト延長パイプ
ガリが出る程度なら使用しますが、断線している場合は、取替えとなります、この場合シャフトの長さを延長する必要があり、駄目なVRのシャフトを切断して新しいVRに繋ぎます。特殊な接着剤での接合となります。
オレンジ洗剤
木の箱に傷が多くあります、オレンジ洗剤はワニスや塗料を溶かしますので布拭きで傷の回りの塗料を溶かして傷を目立たなくします。原型を保ったまま修復するにはオレンジ洗剤は便利です。
オレンジ洗剤で注意しないといけない点は導電性を持っていますので決して電気回路に残留させないことです。使った場合は、水洗してください。
(オレンジ洗剤で車の水垢を簡単に溶かすことが出来ますが残留して錆びます。)
電気に関係する仕事の人は石清水八幡宮のエジソン碑、電々神宮の二つを訪問してください。