エッヘン
真空管ラジオ
この時代のラジオはキットで販売され町の電気屋が部品を組み合わせて作ったもので何度もの修理が行われた跡があるのが普通です。電気屋の腕前で出来栄えは異なります。
戦後の5球スーパになってメーカ製の完成品が現れ一定の品質になりましたが、劣化の程度はメーカによって異なります。劣化は長年の使用での雷サージやコンデンサの容量抜けで抵抗やトランスが焼損し、バリコン、表示指針とツマミを連動するために糸は100%切れているため、故障部品や糸掛けを見つけることは楽しいパズルとなります。
接触部が酸化して絶縁物になってボリュウムにはガリ発生します、ガリを残したままにして、サランネットも酷い破れが無ければ、そのままとします。私の場合は出来るだけオリジナル部品を保って性能を回復させ、安全にすることにしています。

この5球スーパーはトランス(右下)の絶縁が劣化していました。スピーカー(右上)はダイナミックコイルの新型です。結構汚い回復作業です。
2010 11/06 21:07:46 | 何故の解明 | Comment(0)
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