エッヘン

2007年 04月 22日 の記事 (1件)


真空管アンプの修復
2台の真空管アンプを入手しました。電解コンデンサーがたくさんついています、チョークトランスも立派なGT管とmT管のアンプです。両方とも自作品で凝った回路が採用されています。
最初にDC50Vをかけて電解コンデンサーに酸化皮膜を作って漏れ電流を下げていきます。140V、280Vと時間をかけて各2時間後には280Vで1mAと1.5mAまで下げることが出来ました。
5個以上の電解コンデンサーを並列にした回路ですから、この程度で善しとします。交換する必要はありません。良かったです。
次に絶縁抵抗と1000Vの耐圧試験です。1台は合格です、残りの1台が2MΩで1000V耐圧試験器が最初からOUT判定です。
これは、良くあるAC電源に入っているパスコンの不良でしょう、立派なラックスの電源トランスが不良になることはありません、ラジオ電波のパスコンが雷サージで痛んで漏れ電流が増えたのでしょう。そこで今回、取り外しで対処します。
取り外して絶縁抵抗、耐電圧試験を行うと合格です。その後1時間の連続通電試験を行い無事真空管アンプの修復が終了です。
VRに共にガリがありますが時代の履歴書としてそのままにすることにしました。復活剤で改善されますが完璧にはなりません。電気用品に合格する外郭の安全保護がありませんが、マニアが使うアンプとして使えます。

GT 管6GA4×4です。
2007 04/22 10:58:12 | 何故の解明 | Comment(0)
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