インクラインの巻き上げ機
バランス式のケーブルの巻上室は上の駅に設置するのが必然となります。又、高い側の台車の仕事量を増やして巻上機に掛かる力を常に一方向にして停止位置を守ります。
具体的には、上の駅の傾斜を急にして、下の駅の傾斜を緩くすることで、荷物の量に関係なく上の駅の停止位置を制御します。従って、インクラインの巻上室が南禅寺船溜まりの下にあることに疑問を持ちました。今回、琵琶湖疎水記念館を訪問して疑問が解けました。やはり、作られた当初は巻上室が上にあったのです。その後変更で下に変ったようです。ケーブルをループにすることで動力室を下にしても問題なくなったのです。
雨の南禅寺船だまりで、見ました。緑カメの産卵、海ガメと同じ行動を取っています。