気化熱利用
水の表面張力に勝る熱エネルギで暖められると気化して熱が放出します、これはユゲとなって熱が逃げていくわけです。
同じように強制的に気化する条件にしてやれば温度を下げることができます。どうやって水を気化してやあるかが問題です。
その作戦に、1、たくさんの空気と接触させる。2、水の表面張力を無くしてやる。があります。
たくさんの空気と接触させるには、面積を増やす、空気を吹き付ける、水を霧状にする方法があります。
大量の空気をファンでサイクロン状の遠心分離機に送ります、入り口で噴霧した水の水滴は空気と混ぜられて気化し気化していない重い水滴はサイクロンの外壁に付着して回収され再使用されます、この時気化した水分は温度を下げて外に排気されます。
ファンで霧吹きに風を送りサイクロンで回収するだけの簡単な構造で気化熱を作ることができます。
従来の布に水を染み込ませて風を通し冷風を作り出すものは、必要な冷風の布の大きさの最良点があり、風を強くしても気化熱が大きくならない欠点がありました。
もう一つの欠点は、湿度が密閉した部屋では上がり気化出来なくなる致命的な欠点がありました。
この排気形の気化熱冷却器は、空気と水の混合の度合を変化することが出来ますので、小形で高能力を出すことができます。排気形であるため、温度を下げるだけで湿度を上げないので飽和する心配はりません。
明日は出張で留守します。那須高原へ避暑いや 仕事です。