エッヘン
東京駅、京葉線の信号機制御リレー盤の焼損事故
動力線は1500Vの直流電車に供給しています、線路には24Vの交流を信号として流し、その分離にインピーダンスボンディングと言う黒い箱を2個対称形に配置して信号の区分を繋いでいます。
この役割は、区分を跨いだレールの直流電流を分離したレールであっても繋がっているように働き電車へ動力を供給します。
一方、左右のレールに加えた交流には高インピーダンスとなって働き電流を流しません、この左右の24Vが注入端と反対のインピーダンスボンドの位置で受信することで、車両の検知と線路の異常を監視できます。
事故はこの回路の1500Vが24V系に混入したのです。
混触は1500V系が片側の線路にだけ接触し且つインピーダンスボンディングの信号線との絶縁が悪いと発生します、電車を介してでは両側の線路に流れた場合には異常電圧が発生しません。
1500Vの地絡が信号の24Vに流れたのが原因で、焼けたリレー盤に原因がありません、1500V系の地絡を保護遮断できない1500V系のシステムの問題です。
インピーダンスボンディングの検知コイルの混触が1500Vの地絡でリレー盤に1500Vが侵入したものと推定します。
対策は1500Vの地絡部分の絶縁強化と絶縁不良のインピーダンスボンディングの交換が必要です、決して分電盤の遮断器の問題で終わらないことを願います。
信号回路の遮断器は混触を保護できません。アーク放電による火災ですから電流検知で動作する遮断器では動作しません。
2006 09/29 22:01:10 | 何故の解明 | Comment(0)
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