乾電池の呼び 乾電池といえば一般的に円筒形のマンガン乾電池を示しています。単1〜5までの番号が小さい方が外形の大きな乾電池として定着していますが、最新のJISはR20(単1),R14(単2),R6(単3),R03(単4)、R1(単5)と改訂されています。 アルカリボタン電池はLR44等で選びますが、乾電池(R6)を単3と呼ぶのは定着した呼び名であることから来ています。また、アメリカではこれをAAと呼ぶこともあって乾電池のIEC規格はまだ日本に定着してないのです。
LR6・・のLはアルカリ電池 R6・・の 記号が無いのはマンガン電池 SR44・・のSは酸化銀電池 PR41・・のPは空気亜鉛電池 CR2450・・のCは二酸化マンガンリチュウム一次電池 を示します。
外形の区別でR・・丸外形 F・・角、平外形 良く間違えて乾電池を買ってしまうのは、単3と単4です、この原因は長さがほぼ等しく、丸であるため絶対的な大きさを判別できなくなる人間の錯覚からきています。 単1(R20)・・34.2Φ ×61.5 単2(R14)・・26.2Φ ×50.0 単3(R 6)・・14.5Φ ×50.5 単4(R03)・・10.5Φ ×44.5 薄型リモコン、電卓など 単5(R1)・・・12.0Φ ×30.2 (単4より径が大きい) 26.2Φと14.5Φの差は判別できますが、14.5Φと10.5Φの差を記憶で区別できないのです。よって、乾電池表示のR6かR03かを読み取る必要がありますが、材料記号L,Sや持続時間のP,Uが前後に付くため寸法を表す記号として使われていません。 アルカリとマンガン電池の使い分けや持続時間を示すP,Uの記号を消費者はしっかり理解していません。 JISC8501の用途例を見てもほとんど重なっています。このため、安い電池は長持ちしないと判断し表示を見て購入しません。 本来一次乾電池は中身の電気量が分りません、Whのエネルギを検査してそれに見合う料金を払うべきです。国民生活センタは商品が正しくJISの性能があるか公表することが安いものでも安心して使えることになります。
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