ブラシレスモータの故障
先日、フライトして戻ってきた時に少し金属音が高くなっています。おかしいと感じましたがそのままフライトを終え、新しい電池に交換してロータを動かしてみましたら、カチャカチャラチェットの様な音がします。どうやらモータの中です。何か吸引したのかと思い、フライトは中止しました。
帰って、モータを取り外しますと、音の発生源はモータに間違いありません。それも回転方向で音色が違います。早速Cリングを外して中を見ましたが異物は入っていません。何も以上がありませんので、ベアリングを疑い注油して回してみました、スムーズに回ります。油をふき取り再組み立てしましたら、やはり音が出ます。再度分解して精密に点検です。見つかりました1個の磁石の位置がずれています。磁石の接着が外中心の磁極を入れると磁石がブリッジして磁極の段で音を出してるようです。
磁石の長さはモータの長さほどある薄く長い希土類のもので奥のにはU字の磁石止めがありますが、入り口にはありません。青色のエポキシらしい接着で止めているだけです。
エポキシも耐熱性が低いはずです、瞬間接着剤のほうが硬化はしますが軟化はしないので、ゲル状の瞬間で接着することにしました。
外れた磁石をつけて仮組したところ問題なくスムーズに回ります。そこで、他の13個の磁石も側面を寸簡接着で補強です。見たところいい加減な接着剤の作業がなされていますし、設計的には何か機械的に止めるべきで接着剤での固定に頼るのは高速回転する側には問題があります。
遠心力で外に押さえつけられますから回転している時は問題が出ませんが、高温になって止めた後に吸引されて接着が外れます。
磁石の力のばらつきで音が変化し、今後は、音にも注意を払って用心して調子を見ていきます。
鈴虫が孵化しました 、一杯。