エッヘン

2005年 11月 24日 の記事 (1件)


人間の目 眼は,水晶体からの像を球体のスクリーンに写し光センサーで読み取るが,中心軸の画像信号は正確に像を結ぶが,中心から離れた所はボケた像となる。
従って,字を読む時は,眼球を動かして中心軸を合わす,中心からずれた画像は,脳の中に先に蓄えられた画像とぼんやりした情報とをあわせて表示して,中心軸の情報量を高めることを行っている。眼の隅で見た情報は,その瞬間の正確な像ではない。
又,眼のスクリーンである網膜の情報は眼球の右半分と左半分が左右の脳に分かれて信号を送るので水平方向の解像度は大きく,眼の移動量の大きさも水平方向が大きくその解像能力は,上下方向より高い。
網膜の盲点には視神経が無く見えない部分であるが脳に記憶された情報によって盲点がカバーされる。左右の眼球は,7cmほど離れて同じ対象物を追いかける,眼球の軸の角度によって距離を測定するので,静止状態でも距離を測ることができる。
左右の眼球の信号は,脳で合成処理される。めがねで,入力の画像の大きさが変わると,合成処理の補正値が変化するため,時間をかけて一致化の変化が起こる,これが慣れ現象である。
鼻の前に板を置いて左右の視野を分離してやると,あたかも板が透明になったようになって,板が透けて見える。自分の鼻が邪魔になってものが見えないと言う現象は,二つの眼で鼻で邪魔になってる情報を補完している。眼が焦点を合わすことが出来るのは20cmぐらいで,自分の口に入れる物体を確認できない。20cm以内は匂いと熱の感性で見ていることになる。

鳥の目が 左右に付いて全く同じ対象物を見ていないとすると,入力画像は基準になるものが左右の入力のデータに無いので合成処理が出来ない,これを合成するには鳥は首振りをして前後の情報を得る必要がある,首振りによって左右パターンの重なりを作ってほぼ360度の画像を得ることが可能である,高速で飛んでる鳥で後ろを振り向いて飛んでる鳥は無いので飛んでいるときは首を振らないで360度の画像をどのようにして得るかは,蛇行飛行で画像を得て,低速で歩くときは首振りを行っている。
今,魚に当てはめると,水の抵抗の為か首を振り返れる魚は無く体を左右に蛇行して視野の重なりを作っているのと考える,カツオなどの高速回遊魚は,蛇行もしないで集団で分担して警戒してるのと,先頭のリーダの視野に入る位置に次の魚が位置することによって集団の情報伝達処理をしている。これは,雁行のへの字の立体バージョンである。
さて,海底で静止しているヒラメは眼が片方によってその角度から 距離情報を得るが全方位の画像を得ていない。眼球が追跡できる眼は,データの量が多く視野は限られるが,鳥や回遊魚は眼球の移動量が少なく面のぼんやりとした広範囲な画像を入手している。
今,帰巣本能は画像からとすると,往路の経路の画像が必要であるが,鳩レースは箱に入れたれてトラックで移動するので,距離とか方向の情報を得ることが出来ない,すると移動先で得る情報と,脳に蓄えられた情報に関連性があるので帰巣本能を発揮できる,帰巣できる率は,訓練した鳩でさえ80%と完璧ではない。

家に帰れないところまで 走らないで・・11月のツーリング仲間のバイクです。
2005 11/24 21:18:35 | 何故の解明 | Comment(0)
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