自転車の手放し
自転車の前輪は回転することによって遠心力が働きます、これは見えない力で外から前輪を回転面に引っ張る力で、早く走ると強くなりハンドルは振れなくなります。
手放しで走っても安定する原理です。
車輪が小さいとどうなるでしょうか?
遠心力F=mrω×ωですから速度の二乗で増え、車輪半径rに比例します、
車輪の外周を1/2にするとωは2倍になり車輪半径は1/2ですから、車輪の質量が1/2になると
F=1/2m1/2r2ω2ω=mrω×ωと同じとなりますが、ハンドル中心からFの作用する距離が1/2になりますからハンドルは1/2倍軽くなります。
径の大きな前輪が安定感するのはこの理由です。
さて、止まって自転車を倒れない様にするには、乗り手の技術が必要です。ハンドルを45度に切って、下図の三角形の中に重心を置いてください。殿はマスターしました。