エッヘン

2006年 02月 11日 の記事 (1件)


Q、月が大きく見えたり小さく見えたりします。なぜですか?
A,確かに月の大きさは、位置によって見え方が違います。これは、夕日や日の入り付近の太陽が、日中より大きく見えるのと同様です。この理由は、まだはっきりわかってはいませんが、これまでの観測事実から、月や太陽が地上近くに見えますと、付近のビルとか家などの比較対象物があるので大きく見え、空高く昇った状態では(逆に大きさの比較対象物がないので)小さく見えてしまうのではないかといわれています。また、水平方向のものは大きく見えるようになるためではないかともいわれています。
この説明は完璧では無いですね、地球の大気に入射する光線の角度が浅くなると、境界面で反射と屈折が起こり(水蒸気のため)、地平線より低い、月、太陽を見ることが出来ます、赤の光は水蒸気で屈折して横にも拡散しますので、横につぶれた大きな沈む月、夕日となります。日の出でも同じ現象ですが、地表に水蒸気が少ないために(太陽で加熱されていない)まぶしく大きさを確認できません。
海の夕日が赤いのは、海水の水蒸気の影響です。


Q、月の色が赤いときと黄色いときとがあるのはなぜですか?
A、地平線、水平線近くにある月が見えるとき、月から出た光は(空の高い場所に見えるときよりも)厚い大気の層の中を通過して私たちの目に届きます。その大気の層の中では赤い光はまっすぐ進みますが青い光は空気の分子によって散乱されてしまいます。そのため、空の低いところにある月が赤っぽく見えるのはそのためです。また、大気中に含まれる水蒸気やちりなどの量によっても月の色は変化します。
青(420nm)で波長が短く、赤(700nm)が長く波長が短い青が曲がる性質です。青は空気に吸収されて赤っぽく見えます。
2006 02/11 08:01:36 | 何故の解明 | Comment(0)
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