エッヘン

2006年 02月 28日 の記事 (1件)


ブラウン管ディスプレイの原理
 
ブラウン管は高輝度/鮮明な色/広い視野角などのメリットで広く普及してきたが、大型化で重量が増えるその構造から40インチ以上の大画面が難しかった。
各種の表示TVが出現している現在、ブラウン管の原理をおさらいする。
ブラウン管内で、電子は一本の電子線に集束され、磁界により偏向されて蛍光物質を塗布した蛍光面(陽極、アノード)に衝突すると光が放出される。
陽極に高電圧を印加することにより、陰極から放出された電子はさらに加速される。カラーブラウン管のアノード電圧は普通20から26kVであり、白黒ブラウン管ではこれよりも低い。電子ビームを輝度変調するためにコントロールグリッドを備えるため、簡単なブラウン管は真空管の三極管に分類される。さらに多くの電極を持つ複雑な管もある。
電子ビームを偏向して制御するため、ブラウン管の奥行きが必要であり、大型化と平面化が困難である。地磁気の影響を受けるので、消磁コイルが必要である。

液晶、プラズマ、SED、DMD、ディスプレイを順次記載します。
2006 02/28 20:49:17 | 何故の解明 | Comment(0)
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