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山寺の 和尚さんは
掬は蹴りたし 掬はなし
猫を棺袋に押し込んで
ぽんと蹴りゃ にゃんと鳴く
にゃんがにゃんと鳴く
よいよい
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文字では「棺袋」と書いてますが、これは「かんぶくろ」と歌われます。この
歌詞をみて、ちょっとびっくりしてしまったのです。「かんぶくろ」は、「紙
袋」ではなく、「棺袋」!?
「棺袋」(かんぶくろ)とは、「死者を埋葬するための袋」なのだそうです。
もちろん「棺桶」というのがあって、桶だと棺(ひつぎ)ですよね。木製、土
製、その他、時代とか地域によっていろいろでしょうが、棺桶という場合は少
なくとも形のある埋葬用の箱とか瓶(かめ)のようなものということになりま
す。「袋」につめて埋葬するようなこともあったのでしょうか。ないとは言い
切れないと思います。身分や地域、習慣によっては「袋」にいれての埋葬もあっ
たのではないかとは思います。「棺袋」(かんぶくろ)という言葉があるのか
どうか、ともあれ、広辞苑を見てみましたら、「棺袋」という言葉はなく、
「かんぶくろ」とは「紙袋」からきたものという説明になっていました。
ジャンプの姿は 素適でしょう。 ふふ