エッヘン

2006年 05月 01日 の記事 (1件)


離陸滑走の際、機内の荷物入れから物がたくさん落ちるほど、機体が異常な揺れ方をしているのを生存者が証言している。おそらく離陸前に副操縦士が「うまく入らない」と言いながらいじっていたスポイラーのレバーを戻すことを忘れ、本来は着陸の際に使用するスポイラーが展開した状態で強引に離陸しようとしたため、異常な揺れが生じ、減速するためのスポイラーと離陸するため最大に引き上げられたエンジンの出力という、相反する状態に第2エンジンがついて行けず出火。離陸直後に推力を失って失速し墜落している。
副操縦士が、ギアレバー(車輪を上げ下げするバー)とスポイラーのレバーを間違えるという、前代未聞の人為的ミスによって墜落した事故である。
日本航空羽田沖墜落事故
1982年(昭和57)2月9日に起きた日本航空350便墜落事故。日本航空350便DC-8-61型 (JA8061) 福岡空港発 東京国際空港行。東京国際空港への着陸進入中に突然失速して滑走路沖の東京湾に墜落(搭乗員174名中乗客24名が死亡)。
心身症を患っていた機長が着陸直前逆噴射をするなどの異常操作による。ボイスレコーダには副操縦士の「キャプテン! やめてください!」という声が残っていたことにより機長は逮捕され検察より過失致死罪に問われたが、精神鑑定により妄想性精神分裂症と診断されて不起訴となった。
事故を起こした機長については、数度の異常な言動や操縦を行っていた。事前に心身症と診断されていたのにもかかわらず放置していたのが原因である。
当時「逆噴射」という用語が流行語になった。例)逆噴射家族
この写真は着陸時にスポイラが上に上がってる状態です。空気抵抗を増やしてブレーキ状態です、これを離陸時にすると飛べません。
2006 05/01 21:45:15 | 何故の解明 | Comment(0)
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