エッヘン

2006年 09月 14日 の記事 (1件)


ICOCAの印刷
ICOCAが電気的に書き込みできることは誰でも知ってることですが、ICOCAの有効期間や駅名が書き換えられます。先のカードの印字が消されて再書き込みされています。
カードは同じもので変っていません。この何故を探ってみました。
印刷面を見ると表面はラミネートされたフイルムでその上には塗料がありません。フイルムより下の層に色があります。従って、塗料を乗せる印刷ではないようです。
小さなカプセルに入った塗料と結合剤を塗りこんでいるようです、このカプセルは熱で破れ結合剤で色がでます。急激に加熱冷却をすると混合状態で発色し(ガラス状態)、ゆっくり冷却してやると分離(結晶状態)して色が出ない原理です。
従って、いろんな色にはならないで1色だけになります。ICOCAをこの原理でみると、確かに 地肌を薄い色にして青色のみで書き換える文字を構成しています。
そこで、実験です、ハンダゴテで加熱してみました。見事一瞬で青に変わりました。戻すには、徐冷するのですが巧くできません。明日この定期で乗れるか心配です。
ICカードですから熱に弱いはずですね、ですからこの温度は100℃以下で、日常の気温では変らない60℃以上の特殊感熱紙と言えます。
お尻のポケットに入れたICOCAを尻もちでICを割ったことがありますが、今回は色を付けてしまいました。

何回も消して印刷できる紙ができますね。

今週の完成品です、すべての配線をやり直しました。古風な雰囲気ですね。50年は経過しています。
2006 09/14 20:22:56 | 何故の解明 | Comment(0)
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