小形ヘリコブタ
電動の小形ヘリコブタがゴミとして出てきました、これを飛ばせと言われて、駆けつけました。
どうも、ラダー(機種を向ける配線)が逆のようです。くるくる回ってしまって止めることが出来ません、地上でこの状態ですから制御不能です。
思い切り逆操縦で当てを打ちますが、まだ回ります。メインロータの揚力(ペラのねじり角度)が大きく空気を下に押し付ける回転の反力が強すぎます。メインロータの回転が上がらないうちに揚力が付き浮くために回転してしまう現象です。
このメインロータの揚力を付けるロッドが無調整ですが、穴が消耗で長くなっています、これが原因で回ってしまいます。
しかし、このヘリコブタはどうやって前進や左右の傾きをするのでしょう、エレベータ、エルロンが無い2チャンネルです、エンコンとラダーのモータ制御だけです。
前を重くして勢いで前進させて風見効果で安定させてラダーで向きを変え大円をえがくのでしょう。これが出来たとして、どうやって着陸するのでしょう。
ラダーで進行方向と逆にテイルを向け速度を落とし、そこでくるくる回しながら降ろすのが考えられる着陸です。
普通の模型では4チャンネルとジャイロで制御します。これを2チャンネルの強弱制御で行う中国製のヘリコブタは上級者でも困難です。こんなヘリを売らないで欲しいですね、きっと入門でいやな目にあって、ゴミになったこのおもちゃにチャレンジをしました。何処へ行くか分らないヘリを飛ばし、屋根付近にぶつけてしまいました。うんーー大変なおもちゃを売るものですね。関心しました。
その後、強風下で30を飛ばしましたが、こちらはのんびり勝手に飛んでくれました。高いのは良くできていますね。
考える足