洗濯機の事故(1)
PIO−NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)にも、「脱水中にふたを開け、回転が遅くなったので手を入れたところ、布にからまり右手薬指が第一関節から欠損した」、今回の事例と同様に「早く洗濯を終えようとして脱水を一時停止させ、洗濯物を取り出そうとしたところ洗濯物に巻き込まれて右手薬指を第一関節部分から切断した」など、電気洗濯機での切断事故事例が6件見られることから、ふたを開けた時には脱水槽が完全に停止していることを確認してから作業するなどの注意が必要です。ふたを開けた時に脱水槽が回転し続けているなどの異常が生じたら、直ちに使用を中止し、メーカー等に点検を依頼しましょう。
脱水中にふたを開けることが可能なタイプ4銘柄において、停止までに0.6〜4.8秒を要しました。また、当該事故のように脱水槽のブレーキ部に故障が発生している場合でも、特に故障状態であることを示す表示はないため、使用者が目視で確認する必要があります。
