エッヘン

2006年 11月 14日 の記事 (1件)


「目を見開いた中年」
終着駅で乗り換えの時間、席に座って休憩していました。そこに目を見開いて一生懸命見ようとしているが見えないそぶりの30歳程の痩せ型の背広の人がキョンシの様に手を前に出して私に向って恐る恐る歩んできます。私は体をずらして避けながらその人の腕を支えました。更に歩こうとぶつかって転びました。その時、両手で腕を支えたら、なんと体が鉄の様に硬いのです。硬直しています。
きっと、脳での視野が狭まり通勤電車の降り口が分らなくなった雰囲気です。座りなさいと指示しても窓枠と椅子と私が支えた状態で固まっています。30秒程して、やっとこちらに顔を向けて、“すみません”と言って見渡して出口の方に歩き始めました。力は有る様ですが、全部見えていない雰囲気で不安げに見回しています。
私は線路に落ちると予想して追いかけようと腰を浮かせたら、降車側のドアが閉められてしましました。窓ごしに、追いかけましたが、階段の横のホームに見えなくなりました。
これが、13日の朝の出来事です。あのまま線路に落ちたらと不安になりながら乗客で込み合う通路を進みました。誰かの叫び声がしないか耳に神経を集めながら・・・。驚いて、防衛気味になり一瞬の踏み出しが無かった自分に反省しています。あの人が無事でありますように。

シドニイーのオペラハウスを真似て、北海道のホタテの味噌汁に入ってた貝で作って見ました。ごめんなさい。
2006 11/14 20:01:09 | 何故の解明 | Comment(0)
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