方向変換装置
模型ヘリを急上昇させますとエンジンの加速の反力でエンジンの回転方向と逆に回頭します。この原理で自転車、オートバイ、車の方向転換ができないか検討します。
通常の方向転換はハンドルを切って地面の摩擦と反力で回頭しますが、高速であったり、急な操作では摩擦が無くなりスリップして曲がれません。そこで水平の質量のある円盤を曲がる方向とは逆に回して曲がりのモーメントを発生し曲がります。この原理は村田製作所のロボット自転車の倒れない制御に使われています。特徴は摩擦を使わないため従来限界があった曲がりが可能になることです。氷の上で回転する原理なのです。
一定回転する円盤を加速したり減速してその反力で方向転換します。凍った道路でも曲がることができます。ブレーキはどうするのでしょうか、三角形のベルトに質量を載せて進行方向に辺を合わせて移動させると移動の反力で制動がかかります、戻りの側は2辺になるのでゆっくり戻るため差し引きしても制動力をうることができます。
水平に二つの回転体を正逆加速回転させることでも方向転換が出来ます。N700も傾けないでこれをつければ、線路にも負担をかけないで高速で曲がれます。慣性モーメント方向転換です。