ハイオクの存在価値が問われる事件 まず9月,三重県津市にある給油所で10年間にわたってレギュラーガソリンとハイオクタンガソリンを取り違えて売っていたことが明らかになった。続いて10月,埼玉県羽生市の給油所で8年間取り違えていたことが判明した。原因は共に配管のつなぎ間違いだった。 誤配管そのものはもちろん問題なのだが,気になるのはその経緯。津での発端は改造車に乗る客からのクレーム。 羽生は,津での発覚を受けて一斉点検した結果だという。つまり,2軒の給油所で8〜10年間間違ったガソリンを売り続けたのに,少なくとも黙っていられないほど文句があったのはたったの1人だったということ。売ってるほうも、買うほうもその商品の確認ができないものなのです。 信じるものは救われない例で、疑った一人が正しさを訴えたのです。 今のエンジンは電子制御されています、レギュラーガソリンでノッキング振動が発生すると自動的に点火を遅らせて防ぎます。そのため出力は少なくなりますが、誰も気がつかないのです。この出来事はハイオク料金でレギュラーを給油しても分からないことを示唆しています。(8年間で一人を除いて)
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