つめ半月 つめの根元にある白いつめの成長開始部分です。赤ちゃんは無く、20歳で最大になり50歳を過ぎると急速に少なくなります。一日の成長が手で0.1mmと言われています。 つめに現れた異常は、過去数ヶ月の健康状態を記録した「健康手帳」のようなものです。 つめの表面を縦に走るスジができることがあります。年をとれば誰にでも起こる老化現象で、健康上問題ありません。つめに粟粒くらいの大きさの白い点ができることもあります。小児や若い女性に多いのですが病気とは関係ありません。 一方、つめを横に走るスジが出たら問題です。全身性の病気が疑われ、深いミゾができたら血液の病気や糖尿病、亜鉛欠乏症などの心配があります。つめの色にも健康状態は現れます。つめが茶褐色や黒褐色になったら肝臓疾患や血液の病気、ホルモンの病気などが疑われます。 つめの形の変化にも注意してください。つめの先端が極端に曲がってきたら貧血や心臓病、薄くなってスプーン形のようにへこんだら(扁平つめ)貧血の症状です。 そのほか、つめの根元の甘皮部分を深く削りすぎないこと。根元の部分を傷つけ、出てくるつめが変形したり化膿する危険があります。なお、つめの生えぎわの「つめ半月」の大小は、健康と直接関係ありません。
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