缶のプルトップを集めるのは何故 アルミ缶をリサイクルする意味は素材の値打ちから理解できます。しかし、プルトップだけを集めている理由が分かりません。 プルトップ部分は剛性を持たせるため、マグネシウムを加えた合金を使用しています、リサイクル時にはそれを酸化して除かねばならずリサイクルの妨害になるのですが問題ではありません。決してプルトップに特別な値打ちは無いのです。 プルトップを集めるよりアルミ缶を集めたほうが40倍もアルミが回収できます。 熱いコーヒ缶は2ピースで蓋部がアルミで容器が鉄になっています、この場合プルトップは一部のアルミを回収する意味があります、しかし量的には効率が悪いものでアルミ缶を探した方が賢明です。 1983年の「さだまさしのセイヤング」というラジオ番組内で呼びかけられた運動でリスナーから寄せられたプルタブ(トップ)を金属回収業者に引き取ってもらうことによって換金し、病院に車椅子を2台寄付したと伝えられています。 このラジオ宣伝でもプルトップの送料の方が何倍も高いものですから価値を正しく考えれば成り立たないことです。送料を現金で送った方が車椅子の台数が増えます。 結論、プルトップを集める価値はありません。ラジオ番組などのイベント運動に載せられたものです。 今も集めている私の友達にこの文章を送ります。
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