電気こんろの押し回しSW
1.概要 (niteのWebより)
ワンルームマンション等に設置された小形キッチンユニット用電気こんろにおいて、
体や荷物がつまみ(スイッチ操作部)に触れ、スイッチが入り、電気こんろ上や周囲に
置いてあった可燃物が発火する事故が相次いで発生したことから、(社)日本電機工業会
及びキッチン・バス工業会は昭和63年より、使用者に対して注意喚起を行うとともに
スイッチ部の改修を行ってきていますが、協議会加盟会社全体での改修率は62.2%
(平成19年6月30日現在)にとどまっています。
一方、現在でも同様の事故が多発していることから、関係企業等は今年度中の改修率
100%達成を目指して、TVコマーシャルの実施、対象製品所在把握のための個別調
査要員の増強、大学生協やマンションデベロッパーへの働きかけ、新聞社告の実施等の
対応を強化することとし、毎月改修の進捗状況を経済省に報告することとしました。
また、協議会加盟各社が把握している事故(消費者が意図せずにスイッチが入って生
じた事故)件数については344件(平成19年6月30日現在)となっております。
更に、今回過去の事故事例を精査する過程で、一口こんろだけでなく、複数口こんろ
においても同様の構造により、同種事故を発生させる可能性があることが判明したこと
から、協議会においては、複数口こんろについても改修対象に加えるため、対象台数及
び事故件数を今後早急に精査して公表することとしています。
2、この事例から教わること。
押しまわしSWでも、身体が当たると押し回しできてしまう欠陥です。身体が当たっても押しまわし出来ないSW右に改修しています。(消安法対象)
従来ガスコンロは押しまわしで着火するものが多くありますが、しばらく保持しないとガスが連続供給されませんでした。電気ではこの保持時間が無く連続供給してしまうので身体が当たっただけでONしてしまい、気がつかないで火災になるのです。設計のミスです。
部屋に焦げ臭い匂いが漂ってます・・はは。