逆流する雲
地球の自転で雲は西から東に流れます。梅雨雲はこれですが、7月8日の雲の流れはこれと異なり、千島列島から北海道、そして紀伊半島まで南西に降りる逆流をし、その先で勢いを失ってくの字に折り曲がっています。
これは、日本海と太平洋にある二つの高気圧が作った谷間に流れ込んで起きているものです。この雲の発生源は太平洋の湿った空気ですので、連続して北海道では霧が発生し、大阪と東京の間はこの雲の流れ道になっています。本来のの梅雨前線は南に押し下げられています。
右下始まりの7月7日5時で左で折り返し左上が7月8日4時が最終の画像です。
PS:画像は、日本列島が中心からずれると、画像の縦長さが短く視野範囲の時間が短縮されることが分かります。又、テレメトリのバーが衛星進行方向の左側に出ますので、バー位置によって衛星が北向き南向きの通過が分かります。QFHアンテナが正しく作られていると、画像の中央にノイズは現れません。液晶表示を撮影のため左上側が暗く写っています。銅パイプ、電線で作ったものより、私の作った2φの銅線の方が正確に作れてノイズが少ないと思います。
少しアップするのが遅くなりました。