台風の不思議
太陽に熱せられた水蒸気は周りの空気より膨張して上昇します。このとき、空気が無くなった所では、気圧が下がり、周りの空気を引き込みます。
外の気圧が高く、中心の気圧が低いのは、渦の条件と一致し、僅かな力(コリオリ)で北半球では左回転の台風となります。
渦を巻くことで、中心の気圧を下げ、外側の気圧を上げる安定した状態を作り上げます、同じところで、太陽の熱で成長しますが、大きくなると、地球の自転の偏西風を受けて左回転の上側が偏西風で押さえられるため、北に移動し、更に偏西風の真っ只中にはいって、東に押し流されます。海水からのエネルギ補給があれば成長しますが、北の海水温度ではエネルギが減って弱くなります。上陸するとエネルギの補充がなくなり、弱くなるのはこの原因です。
ルソン島、台湾で囲われた海の温度が高くなると、台風が生まれることになります。
めったに無い、NOAA17号が真上を通過する軌道です。