アルパカ
ペルー、ボリビア北部、チリ北部の、海抜およそ3,500 - 5,000mのアンデス湿潤高原地帯で放牧されている。
時速40km前後の走力がある。妊娠期間は約11ヶ月で、一産一子。
上の前歯は無く、歯の代わりに硬質化した皮膚がある。 下には牙のような目立つ歯が生えていて、短い草を挟んで千切って食べている。 唇がとても器用に動く。
威嚇・防衛のために唾液を吐きかけるという習性を持つ。この唾液には反芻胃(はんすう い)の中にある未消化状態の摂食物も含まれており、強烈な臭いを放つという。この行動によって危害を加える可能性を持った相手を遠ざける。
常に群れをなして暮らし、現地では1年中放牧されていて、草や苔を好んで食べる。 通常時は「フェ〜」「フェ〜」「フーンフーン」などといった鳴き方をするが、危険を感じると警戒の声を発する。
毛を利用するために品種改良された家畜であり、その毛は今日でも広く利用されている。毛の太さは12 - 28μm。アルパカの毛は刈り取るまで伸び続けるため、約2年間切らずに放置しておくと地面に届くほどに伸長する。
画像が替わっています。