リポ電池の不思議
電池は電気化学現象でアルミ箔にカーボンとリチュウムの粉末を塗ったものを交互に配置して絶縁する構造になっています。
充電は定電流でカーボンの多孔質な隙間に充電し9割埋まると残りは定電圧でカーボンを押し広げて充電します。この最後の詰の電流が大きすぎるとカーボンの電極は壊れてしまいます。
放電ではカーボンの溝に埋まったイオンを取り出します、均一に取り出しが終わるとカーボンの先端に電気が流れて溶けてしまい面積が減って充電出来なくなります。
3セルなら12.6Vを超えない充電を行い11.1V以下にしない使用がカーボン電極を傷めない使用方法です。
一度損傷すると元の性能には戻らないのはこのためです。
満充電で周囲温度が上がると活性化して12.6Vを超えてカーボンが壊れますので、70%で保管します。温度が一定である場合や、下がる場合は満充電でも問題ありません。
定電圧充電になったら充電をやめて保管し使用直前に隙間を埋める充電するのが理想です。リポの寿命からは定電流充電で終わるほうが長持ちします。
ラジコン技術の表紙の写真に似ています。さすが立派!