電子式三軸ジャイロ
元の姿勢から風の外力で姿勢の変化があるとこれを修正する働きをします。機械式スタビライザーはマストと直角になった回転体でマストが傾くとこれを修正する働きをします。操縦指令は機械的なスタビライザーを介して回転速度に応じて動翼に伝えられます。しかし、電子式三軸ジャイロは回転速度に関係なく加わるため離陸時の低回転で過制御となります。一方機械式のスタビは回転が低いと補正が低くなり過制御は起きません。
これが離陸時にタチコケする電子式三軸ジャイロの欠点です。しかし補正量を遅らせることで防ぐことができます。機械式の欠点はホバリング時に強く効かすと操縦性が悪くなってしまう点にあります。
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