日本で初の水力発電所
琵琶湖の水を利用して、発電、灌漑用水、水運、上水道に利用したのが琵琶疎水です。蹴上発電所は日本では最初の営業運転を行った発電所であり、この発電所の電気を利用して開業した京都市電も日本の最初の市電となる先端技術でした。
三十石船を台車に乗せて琵琶湖との36mの標高差を発電した電力で上げ下げしたのがインクラインです。蹴上げの発電所は3期の変更が行われ現在は4500kWに出力を落として発電しています。水運以外は現在も使われているのは凄い先見性があった事業で感心します。
写真の台車が船をすくい上げて、琵琶湖の36m高い水位から降ろすインクライン(傾斜線路、桜で有名)です柵の向こうが頂点です。左右のワイヤをUターンさせる水中滑車(水平配置)が右に見えます。