エッヘン
人間の証明は火を扱える
人間と他の動物の違いは?と聞かれると人間は火を使う動物であると答えます。
その火を簡単に作ることが出来る道具の発明がマッチです。マッチが出来るまではどうやって火を作っていたのでしょう。
○ 火錐杵(ひぎりきね)を火錐臼(ひぎりうす)に擦りつけて発火させる摩擦発火
(乾燥地帯での火の作り方)
○光を反射で集めて発火させる光学発火(ギリシャのオリンピックの火)
○横鉄鉱を石に打ち付けて火花で発火させる火花発火(マッチは低発火薬を使用)
の3種類が古くからの発火方法です。
今日の電子ライタ、圧電ライタは電気火花や赤熱ヒータでガスに着火させるもので従来の発火に要する作業を飛躍的に短縮したものです。
人間の証といわれた火を作る古い3種類の発火方法について考えて見ます。
摩擦発火
寒いと手を擦り合わせます、その摩擦で手が温まります、この摩擦熱を蓄積すれば発火になりますが、回りの環境が必要で日本のような多湿の場所では困難です。
光学発火
これも曇り空では出来なく、実際的な発火方法ではありません。
火花発火
使い捨てカイロが酸化で温度が上がる原理と同じで、横鉄鉱を石で叩くと黄鉄鉱の小さな破片は空気中の酸素で酸化して燃えます、これが火種となって燃焼しやすいものを発火させます。
この原理がマッチです。赤燐とガラス粉末の横薬(板側)と塩素酸カリウムの頭薬とを擦り火花で頭薬を燃焼させます。二つが擦り合わすことで発火する安全な発火方法なのです。

さて、貴方の子供はマッチで火を付けれますか?一度試してください、大人も忘れてませんか?
温度を上げて発火させる摩擦発火と光学発火は発火の前にくすぶり燃焼(煙が出る)が起きます。火花発火はくすぶり燃焼が無いので優れた発火方法なのです。
燐や塩素酸カリウムが多湿な日本では吸湿して硬さを保てないことです。マッチ売りの少女やマッチの燃える時間サービスはもう記憶から消滅するのでしょう。

マッチ売りの少女ではありません、親しい友達の”ざしきわらし”です。ふふ 明日は ”ワンセグ”次は”D4端子”について書きます。 予告
2006 02/02 21:03:49 | 何故の解明 | Comment(0)
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