エッヘン
朝日新聞 コラム:
【天声人語】2006年04月09日(日曜日)付


 サッカーW杯ドイツ大会の開幕まで、ちょうど2カ月。日本代表チームは来月下旬には、合宿地のボンに入る予定だ。ボンは90年のドイツ統一まで、西ドイツの首都だった。合宿地に選んだ理由としてジーコ監督は、「街が落ち着いている」ことを挙げていた。

 ボン在住の日本人に聞くと、ボンで一番の名物はグミキャンデーだそうだ。日本でも十数年前から、女子中高生や子どもたちを中心に人気のあるゼラチン状の菓子で、ぐにゅぐにゅした歯ごたえが特徴だ。欧州6カ国で工場を展開する世界一のグミメーカー「ハリボー」の本社がこの街にある。

 1920年にハンス・リーゲルという人がボンでつくったから、あたまの文字をとって、ハリボーとなった。日本に輸入されたものでも1袋200円ほど。ネーミングからいっても値段からいっても、駄菓子といっては失礼だが、親しみやすい菓子だ。

 日本の販売代理店「リョーカジャパン」ではいま、貨物船にグミを満載して運んできている最中だという。各地のデパートやスーパーでW杯に向けて、ドイツフェアが予定されているからだ。

 同社国際事業部長の中洲康博さんは出張で、何度もボンを訪れている。日本チームが宿泊する予定のホテルが定宿だ。「ライン川のほとりで、川以外は何もない。静かなホテルだから、選手には最適だと思います」。日本チームの活躍がグミの売れ行きに波及することを期待する。

代表候補の中には、小さい子どものいる選手も少なくない。ボンのお土産が、本場のグミと好成績になればいいのだが。

Bonnに暫く仕事の関係で住んでいました、ハリボー製造工場に行くと甘い砂糖の匂いが漂い、近所のおば様が工場直営のお店で買いだめします。
飛行場で売っているハリボーはグミ風で食べ物の雰囲気ですが、このお店の中には1mもある黒いゴムひもがトグロを巻いているものもあります、まるで 窓ガラスのパッキンの様な感触で、味は人間の食べ物の様ではありません、我慢して食べると癖になる味で怖い駄菓子です。
春にはイースタでは卵やウサギの形をした巨大なチョコレイトが店に並び、スーパマーケットにはハリボーが並ぶ田舎街 Bonnです。
2006 04/13 20:28:40 | 何故の解明 | Comment(0)
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