行旅死亡人(その2)
本籍、住所、氏名不詳、年齢45歳〜65歳位の男性・・・・官報を読んで自分に当てはめます。財布の中には定期券、免許証、名刺、割引カード、診察券、銀行カード、がありどれでも身元が分かります。携帯電話がポケットに、カバンには予備の名刺と住所録。これでは行旅死亡人にはなれません。
行旅死亡人は私の持っている普通の持ち物を故意に待たないようにしているのです。即ち、何らかの理由で身元が分からないような生活をしているのです。
名前を捨て、過去を示すものを消去した人生を送っているのです。昔の尼さんや僧侶が世捨て人として受け入れたと所があったのですが、今の世の中は世捨てして僧になるにも履歴書がいるのです、唯一、路上生活者が本当の世捨て人の道となり行旅死亡人になるのです、考えさせられます。
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クマが死んだ振り、バンーバンーン起きろ・・・