ヘリの墜落 山の尾根を越えたところには、山の斜面を駆け上がってきた風が反対側に巻き込みます、この巻き込みの位置から離陸すると、メインロータは下から不安定な風をうけることになり、機体は安定しません。 天候の悪い山の尾根では空気も薄く揚力も少なく非常に危険なのです。 今回の事故は、離陸の時に前を上げられ、後ろを下げられたため、テールロータを山の斜面に当て前のめりになりメインロータを地面に叩き脱落して右操縦席から突っ込んだと推測します。 機長とシートベルトをしていない人のふたりが 機首で亡くなったのです。 原因は、気象条件の突風を受けたもので危険な限界での運用にありました。離陸地の気象を観測する設備での判断が無く、機長に判断を委ねた体制に問題があります。
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