安全ブレーカが投入できない
蓋を開けると長年の粉状の堆積物が上を向いた面に堆積しています。引外しの爪の面にOFFした時に周りに堆積した粉が乗り、爪に力がかかると滑ってしまうようです。
バイメタルの上には0.2mmほどの厚みで粉が乗っています、下層の方は熱で硬くなり、かみそりで削り落としました。歯ブラシで爪の面の粉を除去して回復です。
保安協会さんが点検でOFFすると投入できなくなる原因はこの粉が原因なのです。そのため保安協会さんはブレーカの操作を嫌がります。
安全ブレーカの引外し爪は天に向いています、埃が乗りやすい方向でプラスチックで広い面ですからなおさら埃の影響を受けやすいのです。
逆にONを下にしたほうが投入不良は避けれると考えられます。
分電盤の清掃、端子の増し締め、開閉の確認、変色の確認 絶縁抵抗の測定 漏電電流の調査
等、家庭の分電盤の精密診断が長く使われたものには必要です。
ミゼットより綺麗でした。