エッヘン
ハイドロプレーニング現象
九州で大雨が降りその中スリップ事故が2件発生しました。いずれも直線道路で事故が起きる場所では無く、道路の左側の街灯や電柱に車体の右側面をぶつけて死傷者を出しています。
普通直線道路で左の歩道にぶつかるとハンドル操作をして右に逃げますから道路の反対側に飛び出します、この2件の事故ではハンドル操作が無くブレーキ痕もありません、左側の車輪が歩道の段差に当たり車体を左回転させて車体の右側面をぶつけています。即ちハンドル及びブレーキ操作がなされていない状態で衝突に至っています。
大雨の水の上に高速で走りこみハイドロプレーニングに入り道路左に流され衝突したものです。
水はけの良い高速道路でも40km/h以下に制限される大雨で川の様に流れる道路に60km/h以上で突っ込み水しぶきが上がらない滑走状態に入ったのが原因と思われます。昔は道路の状態が悪く危険なハイドロプレーニング現象ありましたが今ではプロドライバでも忘れるほど道路が良くなったのです。
しかし、大雨で水しぶきが車体を叩く道路になると発生します、速度を40km/h以下に落として走行してください。
又、冠水した道路では排気管から水が入ってエンジンが止まります、冠水部分を抜けるまで障害物が無いことを確認して、1速(Lレンジ)でアクセルを緩めないでゆっくり通り抜けてください。排気ガスが多いほど水は入ってきません。

ハイドロプレーニング現象とは回転するタイヤと路面の間に水のまくができて、タイヤ(車体)が浮いてしまう極めて危険な現象です。タイヤは細く空気圧が高いほど水にまけないで起き難くなります。軽い乗用車が危険になります。
この現象からの脱出はアクセルを戻し減速する以外ありません、ブレーキを踏むと前輪が接地して後輪が前に飛んできます、即ちスピンすることになり危険です。雨で路面が光ったら速度を落とすのが最良です。

これが本当のハイドロプレーンです(水上滑走)、車輪もいいけどフロートも似合いますね。
2007 07/05 20:25:24 | 何故の解明 | Comment(0)
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