エッヘン
鉛電池の動作
鉛電池12Vは比重 1.300((26.7℃)と示されています。この意味は使用されている希硫酸の比重は水1に対し 1.3倍の重さあり、放電が進むにつれ、この希硫酸は分解され硫酸鉛として電極に付着し、溶液に戻らなくなり、その結果比重は水に近づきます。
このように、蓄電池が放電すると、酸は薄まります(硫酸が硫酸鉛となり、電極に移行)。充電を施すと化学反応は反対となり、大抵の硫酸鉛は分解され、電極を離れ、電解液に復帰するのですが、その一部は電極に留まります。その残留成分は充放電の回数を重ねるごとに増大してゆき、硫酸鉛の層で覆われ、電解液の濃度は低下し、放電量も低下し、充電量も低下します。
充電状況 比重 12Vの電圧
100% 1.30 12.84
75% 1.25 12.50
50% 1.20 12.20
25% 1.115 11.90
完全放電 1.12 11.00
12Vと称される蓄電池の発生電圧は14.7V (2Vセル=2.45V)で、車での充電では14.2V以上にはならない設計となっていますので充電で14Vとならなければ、電池が劣化していることになります。

ST管です、真空管の名前を言えるのが、怖い
2007 12/15 22:20:36 | 何故の解明 | Comment(0)
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