エッヘン
フレッシュとは?

フレッシュ(新鮮な)の言葉の反義語はない,何故なら,時間の経過と密接につながりがあるためで,“取りたて,出来たて”など,今ここでだけ成立する状態をいい,時間の経過と共に失われていくものの形容詞である。
腐敗はたんぱく質が,分解酵素によってアミノ酸に加水分解され,さらに分解が進むとアンモニアや硫化水素など悪臭のガスを生成する。
油脂分は空気中の酸素や光,温湿度で酸化生成物を生じさせて変質する。
新鮮さを保つものとして
エチレン阻害剤(チオ硫酸銀,前処理)エネルギーの糖分補給,水の腐敗防止の殺菌剤,水揚の促進剤の界面活性剤 育成ホルモン剤等があります。人間をフレッシュに保つ処理剤はありませんね。

絵画の写真撮影禁止は強い光に依る退色にあります。芸術にとって,光は,神でもあり魔物でもある。光は絵画が美しく見えさす神であり,光で退色する魔物になるわけです。
水彩画は,水分の喪失と伴に表面の水の屈折率が絵の奥行きを表現していたのが,失われ浅い光沢の無い絵画となります。油絵も油分の喪失で時間の経過で色合いが変化していきます。これは油の屈折が無くなるために発生します。美術館では湿度の調整と少し薄暗い照明が採用されるのは,このためです。(水の屈折率は1.33,油は1.5と油の方が奥行き表現がでる。)

フレッシュとは,時間の経過が少ないものを表現した言葉であり,反意語は時間の経過したものを意味しますが,適切な語句はみあたりません。

肉などは,フレッシュが良くない例のものです。


2005 11/02 20:53:17 | 何故の解明 | Comment(0)
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