エッヘン
 朝日・夕日は大きな饅頭形?
朝日、夕日は上下にひしゃげています、夕日を見る機会があったら注意してみてください。
ひしゃげ方も良く見ると、地平線側がつぶれた、饅頭形になっています。何故この形になるか、この原因は空気と真空の境の屈折率です、日の出、日の入りの太陽は、水平線より下の太陽が見えています、光線の角度が浅い程曲がり、真上では曲がりません、真上にある時に見えるのが本当の太陽の大きさ(0.535度の見え角)になります。
水平線にある朝日、夕日は屈折して下が持ち上がられますので、饅頭形になります。
又、入射角度が浅い程左下図の様に拡大されて大きく見えます。

朝日、夕日が大きく見える原因及び卵形になる原因はこれで納得です。しかし、朝日は白く明いのと夕日は赤く暗い違いは何故でしょう?
空気は太陽光によって青の散乱光を発生します、昼間の空気は太陽光が当たって青くなって光のフィルターになりますので、夕日が暗く見え、日の出の朝日は光が当たって空気が青色になっていないのでフィルターの作用が無く明るく見えます,もうひとつ昼間の太陽熱で発生した水蒸気です、朝は空気が冷えて、水蒸気が少ないのでこのフィルター作用も影響します。(十六夜さんからのご指摘)

ここで疑問が出てきました、日の出、日の入り時間は、目視での時間であるなら昼間の時間が長い状態で(昼夜の時間が同じ)春分の日、秋分の日となります。
空気の屈折が見えない太陽を見させ、光の入射角度が浅い朝日、夕日を大きくするのです、これはお風呂で隠してる下まで見えるのと斜めに見ると大きく見えるのと同じですね。
この原理は
地球に大気があるため、地平線に近い天体は本当の位置よりも浮き上がった位置に見え、大きく暗くします。この現象を「大気差」と言います。
地表の影は朝日、夕日で太陽が実際の大きさより大きくなるのですから影のボヤケ部分も大きくなることになります。“影の性質”を参照してください。
夕日が横に伸ばされていることが分ります
この太陽は既に、水平線より下にあるのが屈折で見えてます。
光が弱くなると急激に消えます。これがつるべ落としの秋の夕日ですね。
青の光線は散乱のため無くなり赤くなります。
赤は波長が長く屈折率が高いので隠れた太陽も見ることが出来るのです。
2005 11/11 20:34:38 | 何故の解明 | Comment(0)
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