エッヘン
PSEマークのその後(経産省の方へ)
古い電気製品を再販する場合の安全性をどうやって担保するか?再販業者の責任にする(電気用品安全法)、外観、動作、耐電圧、絶縁抵抗の4項目を設けました、私の古いラジオを修理している経験からこの方法は安全ではありません。
製品寿命を過ぎたものは、回復修理が必要です、さらにフューズと漏電遮断器付きのコンセントに接続してケアーしながら使用する必要あります。
販売業者は回復修理とケアーを行う条件で販売するもので電源線は切断して販売すべきです。
電源線があるものは、回復修理が済んだものでケアーしながら使用できるものです。この回復修理した製品の出荷試験に4項目が相当します、使用者にも新製品と違った注意した使用を求めるものです。

(上記結論に至ったラジオの回復修理からの理由)
60年前のものは空間距離、沿面距離が十分にあります、しかし絶縁物の品質が悪く、電線は可塑剤が無くなって収縮して割れ、バリコンを保持するゴムブッシュは溶けて固まっています。
危険なのはシャーシを貫通するゴムが切れ電源線が短絡寸前の状態ですフューズを通っていないので短絡すると電線が火を噴きます。これは外観検査ではわかりません。
真鍮の通電部品は酸化膜ができて電気が十分に流れないため放電を起こして小さな放電を繰り返し加熱されます、これは除去(ナイフで削り、酸化防止の油を軽く塗布)する必要があります。ノイズがでますので気が付くものですが、回復修理の基本です。
紙コンデンサは吸湿で抵抗に変化し発熱します、電解コンデンサは電解液が無くなって酸化皮膜が無くなり爆発してアルミの粉を撒き散らして2次の事故を引き起こします。500kΩを超えるカーボン抵抗は2倍以上に抵抗があがり、音量調整500kΩも抵抗が上がり音量が下げることが出来なくなります。放送局による音量を調整するAGCの2MΩも高くなりAGCが効かないのが普通です。

再販業者さん、電源線を切断して回復修理を要求してください。決してそのまま動作したからといって
製品寿命以上、使われた製品をそのまま販売しないでください、回復修理して若返らせ、ケア-をしながら使う道を作りましょう。
使用者も新製品とは違う古い製品の扱い方を作る必要がありますね、 物を大切に且つ安全にしましょう。

殿が回復修理した左がラジオです、右は回復前で4項目はクリヤーします。
2006 05/29 21:39:49 | 何故の解明 | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー

この記事へのコメント

この記事にコメントする

名前:
メールアドレス:
URL:
セキュリティコード  
※セキュリティコードとは不正アクセスを防ぐためのものです。
画像を読み取り、入力して下さい。

コメント:
タグ挿入

サイズ
タグ一覧
Smile挿入 Smile一覧