世界の靴のサイズ
国際整合化がなされて単位でパスカルやテスラ等が採用されていますが、靴のサイズは異なります、日本では靴のサイズ(足長)はcm規格で選ぶことができます、そのつもりでヨーロッパにおいてcmやインチ表示のものを換算しますが大きさが違います。
ドイツで土産に靴を買おうとしてcmで寸法を言っても異なる大きさになり買うのをあきらめました。
そこで何故靴のcmやinchの寸法は合わないのでしょうか?調査しました。
その結果、靴のcmやinchは別の単位であることが分りました。
フランス cm表示 日本のcmの8/5倍がフランス靴cmサイズ
ドイツ cm表示 日本のcmの3/2倍がコンチネンタル靴cmサイズ
アメリカInch 表示 21.5cm が4でそれ以上0.5cm単位で増える
(8.5は21.5+8.5−4=26cmとなる。)
イギリスinch 表示 22cm が3でそれ以上0.5cm単位で増える
(6.5は22+6.5−3=25.5cmとなる。)
イタリアの表示 相手国にあわせた表示を採用し、基準はありません。
分析
フランスは8/5倍することで0.5単位を嫌った整数で表示します。40、41、42、43・・cm
ドイツは3/2倍することで小さなサイズにも対応できる配慮があります。
イギリス、アメリカはインチ表示では0.5cm単位の表示が複雑になるため21.5cmや22cmを基準数にしてこれを4や3に置き換え0.5cm単位で加算表示するインチとcmの組合せ表示となっています。
この様に国によって靴のサイズを分りやすくする工夫が行われ、共通していることはサイズのステップは0.5cmで同じ事です。
靴は、かかとから1番長いところの寸法を足長とし、親指根元と小指根元の足囲長を(靴のワイズ)EEEEで示します。自分の足囲を覚えている人は少なく、Eが多いのが足の甲が高いのと誤解しています。
外人は靴がぴったりしたものを選択し、日本人は脱ぎやすいゆったりした靴を選択します。このため、日本人は歩いていて靴がパタパタ発したり、引きずり歩きをします、日本人の生活習慣では下駄の延長の下駄靴なのでしょう。
再度登場