エッヘン
エレベータの鋼材
エレベータ大手のフジテック(滋賀県彦根市)が製造した1万2千基以上のエレベータに設計よりも強度の低い鋼材が使われ、うち560基は建築基準法上、強度不足の恐れがあると発表した。鋼材は、大手鉄鋼メーカーJFE商事建材販売が強度の高い鋼材と偽って納入。
 偽装鋼材を使用したエレベータの強度は最も低い場合で基準の67%程度。建築基準法では3倍の荷重まで耐えるよう設計されているため、通常の運行に問題はない。しかし、震度6強以上の地震でドアのない所で停止した場合、かごを支えているレールがゆがみ、再始動できなくなり、利用者の救出や復旧に支障をきたす恐れがある。同省は、自治体を通じて補強や利用定員の削減を求めた。
このニュースの疑問
1、ユーザは事故がない時点で材料の偽装は分からなし、本当に強度不足か不明である。
2、指定の強度40以上を→27kg/mm2以上に落とした鋼材を1万2千基に使われ560基に強度問題があるとしているが、エレベータは同じ箱なのに何故560基が問題あるとなったのか疑問である。
3、震度6強以上で救出や復旧に支障をきたすのはガイドレールのSPHCが曲がることを想定していますが、SS400でも起こると思われる。
4、利用定員の削減を求めた。 通常の運行に問題ないと言っていることに矛盾がある。
分析
素材SS400の指定をSPHCで偽装納入し使用したことを知った国土交通省は偽装問題としてフジテックを攻撃しています。JISの強度は27以上の保証であり実際は鉄として40程度の強度はあります。SS400はC, Mnの不純物を減らしていますが、SPHCは管理されていないのが相違であり、本当に強度不足と即断するのは規格の数値を議論しているものである。
設計素材でない材料をコストダウンで使用した品質管理問題であり、その責任はメーカが保証するもので、ユーザに被害をもたらす内容でないのに、国土交通省は業界をしっかり管理している姿を見せるため、内部告発を利用し偽装事件にしたと考えます。

この鋼材はSS400です。
2007 07/20 21:10:11 | 何故の解明 | Comment(0)
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