エッヘン
日本人の分析

何故か?日本人は負の性質を備えています。
具体的には,美味しいものでも“まずい物です”がお食べください。
豪邸でも“あばら家です”がお入りください。
奥さんを紹介するのに“愚妻です”とまるでマイナスの表現をします。こうする事によって,相手と巧く協調しようと言うへりくだりの性質をもっています,文章においても“私は”の主語を省いて,さしさわりの無い表現を多く使います,例えば,駅のアナウンスでも“ドアが閉まります。”ドアが主語の様に表現し,決して“私がドアを閉めます。”と相手に対向する位置に来ない様にします。
仕事では,このあいまいな表現が一般論的な意見となり,成り行き任せのものになります。
日本人は外人に逢うと意味もなく微笑み返しをしますね,これは負の性質です,笑っているわけでも,仲良くなりたいわけでも無い,単なる意味の無い笑いです,外人の誤解する点です。
負の性質の例では,落語の主人公は長屋に住み,おっちょこちょいで,貧乏なのです。これが,聴衆の反発心を起こさせず,優越感をくすぐり,その失敗を笑いにする条件になるのです。
正の性質のアメリカ人は,主人公をスパーマンに求め,空を飛び,力も強く,人はあこがれ,夢を追い求めます。笑いの主人公は,ドナルドダックのように擬人化した動物に置き換えて,貧しい人や黒人を置き換えて差別しないように配慮しています。
アメリカ人は自分が間違っても非を認めません,非を認めると全てを失うことになるからです。日本人は,最初から“ごめんなさい”から話がはじまります。しかし,本当に非を認めた“ごめんなさい”ではありません。

何故,日本人は負の性質を持ったか?理由を推定してみます。
日本は,単一民族,単一言語と言ってよい国民で長い歴史を閉鎖された島の中で築きあげてきました。このため財産評価,美的評価,味覚評価の基準が出来上がり,日本人の中の評価判断が固定されている状態にあります。
この島に住む日本人は負の性質を持った方が単一民族の中で巧く調和することが出来るわけです。アメリカ人は,この逆の状態で,自己アピールが無ければ評価されないし,非を認めると人格も失ってしまいます。
負,正の性格は,農耕民族である日本人は,同じ時に田植をして,稲刈りをする共同作業があり,周りとの協調が必要であるので負の性質に,祖先を遊牧民族に持つアメリカ人は自分の判断で生活をする正の性質になります。

仕事で成功を収めるには,負の性格(守り)だけでは出来ません,正の性格(攻め)が必要です。日本人は仕事で使い分ける能力が要るわけです,この繊細さが日本人の製品に表れる良さです(日本製品の特徴)。

以上
2005 10/16 07:21:38 | 何故の解明 | Comment(0)
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