エッヘン
雷の音

電光とともに発せられる雷鳴は、巨大な電流が瞬時に流れ、空気が瞬間的に熱膨張したことによる空気の振動音であると言われている。
雪とアラレからどうやって雷が生まれるか。冷蔵庫の中が乾燥するように乾燥状態で雪の粉を擦り合わせると帯電する軽い小さな結晶がマイナスに大きな結晶がプラスに帯電するのが静電気の発生源になるというのが学説だそうである。(雷への疑問で別の説あり)
地上にたまったプラス電荷が樹木の根のような形状の吸い上げ径路作って上空の電子との間の放電が起こるが,1箇所が地上と直接放電開始すると他の径路の電流は減少し消滅する。
放電で発生した熱で作られた空気のプラズマは3000度以上の高温である,この空気の膨張が雷の音である。インパルス試験で放電した時の音は小さく,発生源は,放電した金属部で発生する。
この音は雷のゴロゴロという音では無い,又雷が近くで落ちた場合の音は,ドカンと言う音で,インパルスのパシという音色ではない。
インパルスは導電子の放電であり,電荷が一箇所に集中して放電する。一方雷は静電気の放電であるので,雷はマイナス電子を含んだ空気の塊で放電する時空気の固まり全体がゆっくり振動してゴロゴロと言う低い振動が起こる?落雷はマイナスの帯電した空気をから何回もの直線放電を繰り返して放電径路を延長する,そして地上に堆積したプラス電荷の代表の高い構造物に放電する,この時は
空気同士の放電より大量の中和放電となるので大音響と閃光を伴う200kA60μsの落雷となる。落雷の前後のゴロゴロの音は何でしょう?放電の光やラジオに聞こえるノイズがないことからマイナス電子の塊が静電気で移動する振動音と考えられる。
太鼓を叩いたような落雷の音は,花火の音と似ている,電気の放電音も火薬の炸裂音も近くでは音質が異なるのに,空気を介すると同じドンに変化するのは空気の伝播特性が関係している。太鼓の音のような成分が遠くまで伝わる特性を備えている。温度や気流で音の伝播,減衰が起こるため影響が受けにくい周波数が雷の音として聞こえるだけで,本当の音は違うものである。
もし,ゴロゴロの音がやまびこで有ったら,何処で反射しているのか?雷鳴の後にしかゴロゴロが起こらないのか?落雷の前に既にゴロゴロを聞くので山彦ではない,雷の前座と後座を勤めるゴロゴロは,何か?雷は最初の放電で曲がり点で止まり,二回目でその先の枝を作り,三回目,四回目と曲がりながら放電を繰り返す,そして地上にたどり着いて何回ものゴロゴロで作った電路で大放電をする。これがゴロゴロの正体で最後にドカンとくるわけか?稲妻の曲がりが少ないのは,ゴロゴロが無いことになります。ドカンの後のゴロゴロは一連の放電ではない。実際には,一度の放電が60μsは聞き分けることが出来ない。
プラスの電荷は氷となって上空まで到達した後に偏西風で上昇気流の中心から押し流され降下を始める,高度が下がると氷は溶け水滴となって地上に向う,これが,プラス電荷の雨で地上をプラスに帯電させ,マイナスの低空の雲と放電する,これが雷で,地上に達する前に放電すると放電径路も短く,電荷の量も少ない弱い放電で,ゴロゴロと言う前兆放電となる。地上にたくさんのプラス電荷が堆積すると地上の高い場所が先行放電を引き起こし,放電の径路を拡大して主放電にいたる。主放電は,その付近のプラス電荷を集めて雲のマイナス電子との静電気放電を起こし,中和が完了する。しかし,上昇気流が電離を連続的に起こせば雷は更に起こる,地上の空気が加熱されて上昇気流が起き積乱雲を作るが,積乱雲の高度では,偏西風が強く押し流されるため,同じ場所に長くとどまる事は無い,地上の温度が積乱雲で冷やされると自動的に上昇気流も無くなり,積乱雲も消滅する。海の上では,海面が高温に成ることが出来ないので,積乱雲は出来にくく雷は少ない。東京,大阪などの大都市では,逆に高温になりやすく,積乱雲が出来やすい。海で多量の水分を含んだ空気が陸地にはいり急激に加熱されると積乱雲に発達し川に沿って水分を補給しながら雷は川上に向って西から東に偏西風で流されながら移動する。雷は進行方向の先にプラス電荷の雨を降らせ帯電させたあとに,マイナスの電子の雲が低空で通過して地上と放電中和するので雨が降らなくても積乱雲が上空にかぶさって,湿気を帯びた空気が上空から落ちてきたら危険な帯電である判断した方が良い。また,積乱雲の進行方向に吹いていた風が積乱雲の接近で180度方向を変える,何故なら,積乱雲の進行方向の風と積乱雲の作る上昇する低気圧の吸い込み方向は全く逆向きとなるからである。風向きが不安定になったら注意が必要である。プラスの電荷が地上にたまるので雷が落ちるとすると,地上のプラス電荷を中和すればマイナス電子の雲と放電(落雷)が起こらないマイナスの静電気を多量に送電線に被せることができれば,落雷の被害を防ぐことが出来るわけである。高いところに放電する静電気は,導電性のものに放電するものでなく電界が集中しているところに放電する,例え,送電せんが20kVでも静電気の200kV以上の帯電した空気では電圧が高い,低いの放電のしやすさや,導電性かどうかは,放電の開始に影響しない,一旦放電すると導電気に数十μsの間だけなり通電しやすい径路を選択する。重さの差で上空がプラス電荷の氷と低空のマイナス電子と分離したお互いは引き合って上空のプラス電荷が偏西風で東に流されると,低空のマイナス電子も引っ張られて移動する,上昇気流が少なくなると,お互い引き合って内部で中和放電が起き消滅する。積乱雲は多量の水分を含んだ空気がマイナス40℃以下の領域に急激に移動することで小さな雪の結晶を作り乾燥して電離すると考えられる,積乱雲は真っ白で濃度の濃い雪の塊である,下部のマイナス電子の雲は水滴状態で真っ黒な雲となる,上昇気流の中での雨は水滴が長くとどまるために,大きくなり粒の大きな雨である。
さて積乱雲はきのこ雲(原爆)と似ています,きのこの外側を冷されると上昇気流は中心に片より更に上昇速度を上げ,上空15kmまで達します。アークが冷やされて細くなってアーク温度を上げ伸びるのと良く似た現象です。アークも軽いマイナス電子の雲が陰極付近に,重いプラズマ陽光柱がプラス電極の方に長く伸びます,負グローの雲と陰極の間に電圧差が起きるのは,雷の起きる位置と同じですから不思議。
真夏の話題で雷の音の正体を追及しました。ドカン,ゴロゴロ,稲妻の形,きのこ雲,積乱雲の白,黒,風向きの変化,少し自然に目をむけてください。
以上
2005 10/17 20:38:12 | 何故の解明 | Comment(0)
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